CPUが発熱する理由
使い込んでいると負荷が高すぎてCPUの処理が追いつかなくなり、熱暴走する状況はままあります。
熱暴走によってパソコンがとまってしまうときは、処理の途中、停止処理を行っていない状態で突然動きが固まってしまうため、HDDのデータに異常が出る危険性があります。
では、そもそもなぜCPUは熱暴走するのでしょうか?
主な原因は3つあると考えられています。
CPUが熱暴走する3つの原因と対策
・リーク電流
電子回路上で、本来流れるはずがない場所で電流が流れ出してしまう現象。例えるなら水道管の水漏れ。ぽたぽた漏れるとまずいんですよねー。
リーク電流が増えると、無駄なところで電力をつかってしまい、結果的に消費量(発熱量)が大きくなります。発熱量が増えるということは、回路を傷めてしまうということです。
・ダイナミックパワー
ダイナミックはアクティブモードともいわれます。
ダイナミックパワーは何らかの作業を実行するために消費されるエネルギーのことをいいます。これは、クロックとともに消費されます。つまり、動作周波数の上昇に比例してダイナミックパワーも上昇します。この値が大きいと発熱量が増えます。
・導線の抵抗
CPUのトランジスタはどれくらいの数で構成されているかご存知でしょうか。一般的なCPUにはおよそ何千万個という単位の数のトランジスタが存在します。そして、それらの間は導線によって成り立っています。これら導線はすごく小さい単位(ナノとかマイクロとか)の細さで抵抗をもつので、ここから発熱が生じます。
難しい単語を使って説明しましたが、要するに
これらの原因は大概、製品の劣化やメーカーの問題なので
PCを使ってる側としてはとくに意識する必要はありません。
しかし・・・
CPUに負荷がかかれば自動的にファンが動いて冷却されます。
しかし負荷に見合う冷却性能が得られない場合、PC内の気温が高くなりHDDやCPUなどのハードが冷却しきれず、結果的に耐久性が落ちることはあります。
耐久性が落ちると、CPUを熱暴走につなげる三つの原因を引き起こす可能性がでてきます。
つまり、これを未然に防ぐために冷却手段は必要となります。
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